「Fermat's Last Theorem・フェルマーの最終定理というのを知ってる?」 単純な定理なのに、数学好きな人はみんな挑戦したいようなわくわくする定理だろ。登山家がそこに山があるから、みたいな数学家にとっては登りたい定理。 「1637年に古代ギリシャの『算術』という本の余白に書いた定理なのだけど、その後その定理を彼が証明したというノートがないのよねぇ。だって彼の本業は弁護士で、数学は遊びで考えだしたんだから。つい最近まで、どうすればこれが解けるのだ? と注目さていたのよね。」それだけ魅力的な数学定理だったってわけだね。その古代の数学本に触発されて考えたのだろうけど、不思議だよねぇ、人の頭のなかって。 「阪神淡路大震災が起るすぐ前1994年、プリンストン大学のイギリス人、アンドリュー・ワイルスAndrew John Wilesが、そのフェルマーの主張に対する証明を、谷山・志村のモジュラー性定理の一部を証明したことで彼が導きだして、数学の世界ではアンドリュー・ワイルスを知らない人はいなくなった。数学の世界の金字塔なのよねぇ」 ノートがないから解けない、だからその定理は間違ってるなんて誰もおもわない、善意の世界も存在する。なんだかなにかに似てるよねぇ。 「私もそうおもう。実験を一所懸命やって、出てきた結果を、わぁすごい!とリポートに書いて、それを好意で私と同じ実験に熱意を持つ人たちにも教えてあげようと論文にしたのよねぇ」 モジュラー性定理の論文がなければ、フェルマーの最終定理はいまでも証明されていない。ある人が発見した、すごい、を、またある人がすごいでこれは、この定理で最終定理が証明できると、これってコピペだけど。世のため人のためになる定理や発見に悪意など介入しないし、第一その定理は私のものだと権利を主張する人もいるわけがない。 「自分たち仲間内で騒いで、集団でリンチして、無防備なひとりの個人を抹殺するなんて魔女狩りだよね。」 耳が不自由な人がプロディースして音楽を作った、だから現代のベートーベンだぁ、なんて騒ぎ立てたのとおんなじ。論文は読みもしないで捏造だと糾弾しても、記事の捏造は咎められないなんておかしいと自分たちでおもわないの。それってなんだか悲しいねぇ、正義じゃない。自分たちの言うことがこうして信じてもらえず、あなたの属する集団が幸せになれないなんて。 「彼らにとって自分たちの仲間以外の集団構成員は不幸になればいいと仮定すると。」そこで間違いだよね、だって集団全体の幸せしか、集団の個々には与えられないのだから。世界が不幸なら、わたしたちも不幸になるだけ。その時だけ、お金や権力が自分にあればいいって事かなぁ、ちさい話しだけど。 「あの人たちはいい大学を出て高給取りのエリートさんなのだろうけど、なんだか悲しいよねぇ。だれも異論を唱えないし、自分たちの村の掟みたいなものでしか考えない。数学の定理すら解いたことないの? とおもってしまう。自分が証明してやろう、とおもうのが私たちだけど、、」 彼らの回路にはNOTしかないんだよ。なんのためのNOTか理解できないけど。彼らにとっては否定することだけが、喜びみたいな。ANDやORを駆使して、もしかしたら、これが解れば、という喜びみたいなものがないんだよ。発見するだけでも、すごい事なのに。 「もしかしたら? ってことから、全てが生まれるんじゃないの。それがたとえ357年後に数学の最終定理のように証明されれば、すごいこと。そんなすごいことを取材してみんなに知らせてあげることに喜びを感じて欲しいよねぇ。」 NOTと否定することは誰でも出来るよね。出来るだけで、証明することは出来ないけどねぇ。数で勝負の集団は、NOTでしか生きられないのかもねぇ。そんな時代はもう終わっているのにねぇ。新垣勉「野に咲く花のように」〜出逢い、を聴きながら。2014/07/07七夕の夜 せんねん まんねん くりかえし あめにうたれて 花が咲く
今年も子どもと歳時記2014年 「あなたにおすすめ」@エレガントなデジタル 「aのn乗+bのn乗=cのn乗」@Fermat's Last Theorem 「空に向かってんの」@神山サイクリング 「今年もマツダスタジアム」@ほっともっとフィールドKOBE 「やる気を飛ばす」@甲子園球場の風船飛ばし 「おんなじ同じ」@御影だんじり祭り 「空にむかう心」@神撫山に咲くミモザ 「どうしたん」@神戸港に豪華客船がきた 「あっと驚く奇跡が起きる」@春はセンバツ 「佐本先生にお逢いした」@三宮のTUTAYA 「梅はええにほいするわぁ」@須磨離宮公園梅林 「そちはどうおもう」@KOBE 「鬼市」@KOBE長田神社追儺式 「あったかいですね春節」@KOBE南京町春節祭 「忘れられん日117」@KOBE東遊園地 「餅もろてきて」@KOBE妙法寺追儺式 「人の気があるから」@闇夜は去った除夜の鐘 今年も子どもと歳時記2013年 「阪神電車やぁ」@小湊鉄道12.21 「父の無念をはらしたい」@アスベストの会10.14 「あっちからこの道みたら」@備前片鉄ロマン街道9.16 「名を名乗れたたき切ってやる」@備前長船刀剣博物館9.15 「大団円」@特別 急行ちどり号、三次発9.1 「よろこびを人にあたえてこそ」@自然の森M.G.ユース8.31 「大和はわるうぅないんです」@大和ミュージアム8.30 「のみ水だけでしあわせ」@あの日におもう8.6 「イルカがいるか?」@須磨海岸7.21 「お酒が先生とちゃう」@Pubランボー2周年7.19 「わかってくれるかぁ」@先輩のアトリエ7.5 「ファンは素敵だ」@大和選手さよなら打6.29 「大丈夫、球場でもいこか」@神戸の広島球場6.3 「すごいなぁ」 @甲子園球場5.26 「日本一のZeiss」@日本一の天象儀5.15 「子どもも大人も腹はへる」@御影だんじり5.35.3 「あぁ満開、びわ桜」@海津大崎の桜舟4.14 「桜は今日が一番ですわ」@津山城の満開桜4.5 「おおきなお山が三つ」@播州三ツ山大祭4.4 「すごすぎ Great 」@LJライブ4.12 SoloGuitar Tribute to the Beatles 「花は咲く」@満開の梅3.11 「開かれた狭き門」@ライブKobeTORROAD3.9 「同じとおもうおろかさ」@春節祭2.10春節 「夢で遇えたら」@そして神戸18年1.17 「夢のでら特急」@リニア鉄道館1.4 「男は祭りやねぇ」@妙法寺追儺式1.3新年 子どもとともに良き日に。 歳時記リスト 2012年 歳時記リスト 2011年 歳時記リスト2010年 歳時記リスト2009年 トップページへ