二十年近く、旧暦のお正月、春節の時期は朝から晩まで外で過ごす。すると不思議なことがおこるのだ、カラダがいろんなことを要求してくる。例えば、もう限界だから帰りつくまでに温泉につかって熱ったまって帰ろう、あったかい豚まんがいるなぁとか。
今年の春節はいつになく暖かく、すごしやすかった。もちろん帰りに温泉なんていく必要もなかった。熱いコーヒーを飲む回数も減った。そしてこの陽気で、お祭りは例年よりも人出は多かったのではないだろうか。昨年は日曜日とか祭りの日に悪天候が多かった一年だった。
いつもの春節の時期は、神戸では寒さが底をつくような感じで、凍てつくような寒さがふつうだ。そして暖かくなっていく。祭りの後、寒さはもう続かないのがふつうなのだ。だから春節がくるのが待ち遠しく、そしてあぁ梅だなぁ、つぎは桜と気分が高揚していく。
しかし、自然とは不思議なもんで、うぐいすが鳴くか、というような暖かい日がつづく春節もある。不断桜が咲いたり、梅が早くから咲いていたり。そんな時には必ずおこることがある。寒さがぶり返すのだ。春節が暖かい年に、3月下旬に雪が降っりたことがあった。
不思議に思うんは、なにかにつけて気象予報士が「温暖化してますから」なんて一言でかたづけてしまう気象事例。そうだろうか?と気象科学者ならおもわないのだろうか。「異常」という言葉ひとつで、説明にもなってないこと言うのなら誰でも出来んだけど。「春節も温暖化しているから、暖かい」なんて言われてしまったら、なんだかみもふたもないと。統計をとれば解ることのはずだが。旧暦でみれば神戸の気温なんて、はっきり言ってそんなに変わっていない。
1年の気象なんて天井があれば、底があってそれの繰り返しの循環。そのサイクルが多少くるう時に、とんでもない雪が降ったり、とんでもなく猛暑になったりするのとちゃううんやろか? 太陽が活発な時期は北極には氷はなくて、それこそシロクマくんかわいそう、だが。今は太陽活動が不活発なんで、北極で船が氷に閉ざされているんとちゃうの? ほんまに温暖化?
自然の現象をひとつづつ拾っていけば、あぁこんな時はまだ種を蒔くのは早いとか、なんとなく解る気がしているのだけれど。いくらコンピュータで趣味レーションしても、肝心な事がわからな高速CPUの1374(いみなし)。
「ホッカイロ持って来たんやけど、いらんわなぁ」と言いながら友だちが来てくれた。「今年は陽気がええのと、景気がよぉなったと感じるのか、町があかるいなぁ」とも。
外でこうして居ると、神戸のような街でも、風のながれがどこへどう吹いているか分かる。そして、それが毎年のこの時期と違うと、あれおかしいなぁと。風の道は、龍の道ともよばれている。大地からあふれる気、そして風と気の流れ、自然のままで生活する、そんな年にしようとおもった新年だった。「見上げてごらん夜の星を」European
Jazz Trio〜[Best Repertoire]@KOBE南京町中華街2014.1.31 |
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