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「あんなん創ってなんの意味があるん」と言う人がいた。素直に実物を観て、そのすばらしさに触れればいいことを。否定してなんぼみたいな、ばかげた損得勘定がそこにあるひな壇コメンテーターとやらと同じで悲しいよなぁ。まぁそれも書かれた筋書きがあり、ご本人には非はない。長くはつづかないつくりもん。


「私は宗教が違うから観にはいかない」と言う人がいた。神さまの表現方法は、いろいろあって当たり前。ただ違う神さんだからと言うから、いさかいが起こるんとちゃいますかと。「うぅんっ」とうなる人がいた。縁起が良いのだとおもえば、そのおやまの力にあやかったらええんちゃうん。ピラミッドパワーやったらあやかるのに。


 大きな「やま」とはどれほどの大きさなのか。地上16メートル直径10メートルと言われても、あぁこれくらいだと想像できる人はそんなにもいない。また想像できたからといって、それを観た昔の人の驚きとかそれに感謝するきもちなどなかなか実感できるわけがない。どうしてこれを、と言った力におもいをはせることもない。


  写真を観て「あぁすごいなぁ」という人はまだ感性がある人で、「なんやこんなもん」と与えられたプレゼントにケチをつけるような人はいただけない。でも多くの人がそうした態度をとることも、私は写真展示の場面でよく出くわした。


「棚からぼたもち、は甘くなくても喜べ」とばあちゃんに言われた。「馬をもらって、歳とってるからとか文句を言うな Noli equi dentes inspicere donati. 」と言ういいまわしが各国にある。どんな宗教でも人種でもおんなじなのだ。


  自分に関係もないのに悪く言うあれはなんなんだろうか、といつも不愉快よりも先に不思議な感覚にみまわれたのだ。「素直に感動しない日本人」と私の友人の外国人写真家が言っていたが、そのとおりなのだ。そこに十字架が写っていようが、それを観て感動したなら「すばらしい」と言えばよいのだ。


  自分がほかとは違うことを見せびらかすためによくみえるものにケチをつける。まるでコメンテーターの気分で断罪する。優越感でみなければ「あぁええなぁ、こんなことを何十年もつづけるだけでも」と幸せな気分になれるものを。本質をみもせずに、本質とは正しいということだ。正しいことが人を幸せにする。それが科学的な根拠はなくても人を幸せにする現象はすごいことなのだ。


「ごっっいすごいなぁ。これまた観れるん、20年後。また観たいなぁ」と。20年後の大人の君たちは、どんなおもいでこれを観るのだろう。それが私にはものすごく興味がある、だけど私はその時は生きてはいない。それがすこし悲しい。2013.04.04@姫路。吉田拓郎「落陽」を聴きながら電車にゆられ。

 天慶2(939)年に斎行された「天神(てんしん)地祇(ちぎ)祭」から脈々とつづく播州のお祭り、「三ツ山大祭」二色山、五色山、小袖山の三つの置山。曳山や檀尻も「山」つくり山のなかで原初的なのがこの置山。


「龍野北高校の高校生の創った出し物すごいなぁ」と言う。神さまをむかえる山のほかにも、祭りのみどころは多く、地域の高校生が創った安倍晴明のからくり人形などがおもしろかった。

今年も子どもとともに歳時記2013年
イルカがいるか?」@須磨海岸7.21
お酒が先生とちゃう」@Pubランボー2周年7.19
わかってくれるかぁ」@先輩のアトリエ7.5
ファンは素敵だ」@大和選手さよなら打6.29
大丈夫、球場でもいこか」@神戸の広島球場6.3
すごいなぁ」 @甲子園球場5.26
日本一のZeiss」@日本一の天象儀5.15
子どもも大人も腹はへる」@御影だんじり5.35.3
あぁ満開、びわ桜」@海津大崎の桜舟4.14
桜は今日が一番ですわ」@津山城の満開桜4.5
「おおきなお山が三つ」@播州三ツ山大祭4.4
すごすぎ Great 」@LJライブ4.12
Solo Guitar Tribute to the Beatles
花は咲く」@満開の梅3.11
開かれた狭き門」@ライブKobeTORROAD3.9
同じとおもうおろかさ」@春節祭2.10春節
夢で遇えたら」@そして神戸18年1.17
夢のでら特急」@リニア鉄道館1.4
男は祭りやねぇ」@妙法寺追儺式1.3新年


子どもとともに良き日に。

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2013年7月27日
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