「ええ成績やったからびわいちしょう」でもなぁ、例えば中学校の将棋ベスト3の子どもを、市全体で82校からあるわなぁ、246人集めたらどうなる？トップだった子でさえ、二百番以下どんけつになる可能もある。ただ130位 だった人が、トップにこんどはなることもある、それが勝負の世界やん。負ける時もあれば勝つときもある、そして父ちゃんみたいに身体悪したりしたら勝負できん。まぁ結果 に一喜一憂せんこっちゃ。勝負より誰がそれでよろこぶかやろ。


「びわいち、びわいち」そうか、それでも日曜日遊びにいくか？　そやなぁ、びわ湖の父ちゃんの親友に会いにいくか。朝一番の電車でびわ湖へ、そしてサイクリング、翌日はお花見。それが、、さぁ出かけるぞ、その瞬間。突き上げるような縦揺れ。あぁ、でかいナマズがびわ湖であばれたか。おぉおさまった、その直後、仙台に住む友人から「だいじょいうぶ？」と。あんたらの方が大丈夫ちゃうぅんちゃう？と言いたいところやけど。大丈夫、これからサイクリング行くと言うとあきれられた。彼女の旦那とは学生時代琵琶湖一周サイクリングをした仲だ。


　 大阪までは阪神電車で到着したのだが、ここで京阪電車でびわ湖まで行けばよかったのだが、JRなんかを待ったがために、いつまでたってもあなたはこない、桜散る散る桜の宮。やっとの思いでたどり着いたは、大津のみやこ。「花さけど　ちることしらず　あいらしき」もうすでに昼も過ぎ、おやつの時間。「これなら神戸から自転車で来たほうが早かったん、ちゃうん？」そしたらそれだけで疲れてびわいち出来ん。


　 疲れ果てたボクと息子を、温泉、ごちそう、翌日は海津大崎の桜船からモーガン好きな喫茶店・望雁でカレーライス。ツアーガイドのように計画してくれるびわ湖のなまずではない鰻の友の歓待が嬉しい。このお花見船の船頭さんの説明が良かった。「ここを愛するあるお方が、みんなに楽しんでもらおうとびわ湖畔に桜を植えはじめたのがはじまりの海津大崎。ひとりの桜守りの願が人が嬉しそうに集まる場所に。いまでは関西で一番遅いお花見ができると、数多くの方がおみえになる」


「歩いてらっしゃいます、でもね。ここの桜の枝振りみてください。びわ湖を愛するかのようにつきでてます。びわ湖の水蒸気を桜が好きだからです。だから海津の桜は湖上から観るのが最も美しい。みなさんのように船に乗ってめでる、そうしてくだされば船頭は助かる、みんなも笑顔。今日も満開」と船頭・松岡さんの名調子。あぁサイクリング出来んかったけど楽しかった。＠桜が早かった2013.4.14海津大崎の桜は満開　アンジェラ　アキ「サクラ色」を聴きながら琵琶湖上にて