「にっぽんじんは楽しむことが、苦手な人が多いですよねぇ」と言われる。そんなことはない。祭のときは、子どもから大人まで楽しむよ、って反論したいけれど、、。そのお祭も、いまでは人とお金が集まらずにできなくなっている。お役人と政治家の集中した東京だけが豊なのであれば、そのお金を寅さんのように地方に旅して落として欲しいとおもう。震災の年1995年、「とにかく神戸に来て、ラーメン一杯でも食べてあげて。それで神戸の人が元気になるの」とマスコミで叫びつづけてくださったおすぎとピーコさん。あぁこの人は、ほんとに善いことを言う人だなぁとおもった。
楽しませてもらったら、その事にたいして、自分の出きることをする。寄付でもええ、参加してお金を落とすことでもいい、お祭りのお手伝いでもええ。おもいを大事にすることが薄れたから、まつりがすたれたんだろうなぁ。子どもの誕生の喜び、収穫の喜び、新年の喜びを祭にしてきた先人たち。
祭がすたれたのは、宗教的な意味合いを嫌う人たちによってその町、土地の祭がなくなったと言う。私が小学生の頃は地域の祭の時には、小学校は休みだった。子どもみんな祭を楽しめということだ。その方がすこしばかり勉強するより、社会を体験できて善いと。今ではかわいそうに通
常授業。勉強さえできればええ、自分さえよければええ、そんなことではいかんよなぁ。
立春大吉、陰暦の立春を祝う美しい言の葉がある。旧暦の春節は2月14日。西洋暦が入ってきて、祭の日がおかしくなったと言う方もいる。この国で生活するには、陰暦で生活する方があっていると私は思うのだが、確かにグローバルスタンダードではキリスト暦でいいだろう。でも私はバレンタインなんてどこの国の人物なのか知らないので、春節大吉なのである。
神戸元町の春節祭は、今年は2月14日日曜日から21日日曜日まで開かれる。今年は春節にしては暖かく、人でも多くて楽しめる。新年2010円メニューで、南京町の各お店でお得な食事が出来るのがありがたい。私は春節、ステーキハウスサンセールさんで神戸ビーフカツレツと大根餅のセット、をいただいた。今年は善い年になりますようにと。
春節2日目、月曜日は雨、だけど例年ほど寒くはない。私の友人に聞くところマレーシアでは春節のこの時期、雨が降るとその年がいい年に成るという。おめでたい。ここ神戸も2010年、善い年になりそうだ。
2010年2月15日春節大吉日記 987
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