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息子は昨年阪神甲子園球場で8戦負けなしなのである。そして今年も巨人との甲子園開幕戦は快勝。そんな噂を聞いた隣人が「ヴィッセル神戸
、負けがこんできてるから是非応援しに行って」とヴィッセル神戸vsジュビロ磐田戦のチケットをくださった。
「僕らが応援したら勝つもんなぁ」と息子は意気揚々、応援モード全開。しかし、父ちゃんジュビロ磐田のグラウンド借りたりお世話になったことあるからジュビロ応援したいくらいやし、と複雑な心境。それに勝っているのは阪神タイガースであって、ヴィッセル神戸にブラゼル選手がいるわけでもないしなぁ。なんかちがうよなぁ。でも子どもには関係ないんだ、自分が勝ち続けている、それでいいのだ。「ボク勝利の女神やねぇ」。そやなぁ、男やけんどなぁ。
思い込みとは、こわいもんである。「絶対勝つでぇ！」。子どもはこわいもんなし。そうだよなぁ、試合やる前から選手はだれも負けるなんておもわへんもん。応援する方だって、負けるとおもて旗ふってないし。「ガッツンと一発ホームラン！ ちごたゴール!！」モチベーションの高いわが子におどろいた。
せっかくチケットくださった方も熱心に応援してるんだし、ここは気合いだぁ！ 聞けば娘さんがヴィッセルガールをしてらっしゃるという。気合いの入れ方が違う。試合前セレモニーでJ1出場100試合ということで茂木弘人選手が、奥さんから花束をもらっていた、ええ演出やねぇ。「あの選手、この試合で活躍するんとちゃう」まぁな、お前といっしょで今日は勝つぞ！って気は入っているわなぁ。
ゴール！ 茂木弘人選手。前半35分、先制のみごとなゴール。子どもの言う通
りになってしまって、ビックリ。後半、大久保嘉人選手(56分)、ポポ選手(77分)の3ゴール完封で快勝。
「強いなぁ、僕ら」いや、ヴィッセル神戸が強いんやろ、ほんまにこのチームなんで勝ってないん？と。いい試合をみせてもらいました。ありがとね。2010.5.8
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