私が仕事で撮影に行った学校では「川中島」「源平合戦」「巌流島」とか名まえがついていた運動会の華である騎馬戦。観客にとっては観ていておもしろいプログラムのひとつだ。私の子どもの頃は「川中島」と呼ばれたり、「風林火山」とネーミングされていた。「川中島」といえば勝負が決まらなかった、あぁ上杉謙信と武田信玄の戦いとすぐに出て、それが日本史で覚えなくても知ってしまう、これぞ学習だった。あなたの町ではどう呼ばれているのだろう。
騎馬戦を「毘沙門天」と新潟では言わないのだろうか、まさか「風林火山」とは言わないだろう。紅組が「風林火山」の武田軍で、白組が「毘(沙門天)」「愛」の上杉軍。神戸で紅白といえば、一の谷の合戦の旗なのだけれど、「源平の合戦」とネーミングしていただろうか?私の通
った学校ではなかったなぁ。平のあつもりくんに源しずかちゃんが居たからか。
私の子どもの通う小学校ではプログラム「風林火山」が騎馬戦だ。でも学校の名まえにもなっている寺には国宝の毘沙門天像がいらっしゃる。「毘沙門天」でもよかったよなぁ。
小学生では騎馬の大きさがまちまち、個人差が大きい。だから騎馬の高さが段々になるのが、まずおもろい。そして普通
は高い、イコールでかい騎馬が勝つとおもうのだが、それが違うのだ。 小さい騎馬がますます、座高を下げると、それを狙う大きな騎馬はおおいかぶさっていく。そうすると視点がさがるので、周りの他の騎馬からすればヨコに寄ってさっと帽子を取れる。またおおいかぶさると、重心が揺れて自ら倒れてしまう騎馬もいる。小学校では倒れても負けなので、小さい騎馬の勝ちなのだ。
「勝ったやろ」すごいなぁ、でも女の子の騎馬の方が強いなぁ。「あの騎馬強いねん」そやなぁ。「女の人にはさからったらあかん、って父ちゃんいつも言うてるやん」。そやなぁ。2010.6.5
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