12月は音楽でほっこりとしたい気分。毎年子どもの太鼓とピアノの先生が催してくださるコンサートに出かける。
オープニングは「和奏風草」さんのおふたりの演奏。篠笛と和太鼓の演奏。静と動の感じでええんですよ。和太鼓の音はカラダに響くというか、血行が良くなる感じと言うか、不思議な振動です。太鼓叩きの人をみると、ほんまええ運動になるよなぁと。聞いてるだけで、カラダ元気になった気がするんだから。
つぎに「山玉怜枝とRuri とみいたえこ」さんのコラボ。山玉怜枝さんは函館で活動されているピアニスト、ジャズがクリスマスの神戸の空気とぴったりあい、あぁいい気分。「なんかきらきら雪の結晶みたいなピアノの音」と子どもが言う。育った空がちがうとその風土の雰囲気みたいなものが出るんだろうか。函館、雪の日のパキンと澄んだ空気みたいなクリスタルな透明感がええ感じやなぁ。だからええんやねぇ、人が音を奏でるってことは。
「Pickles」さんはギター、アコーディオン、エレガット、カホンとパーカッションの4人組。ぽんぽこ、楽しい音が聞こえる。子どもは「あんな楽器あるんだぁ。あの楽器さわってみたい」と不思議がる。「あの箱(カホン)みたいなん、工作でつくられへん?」と聞いてくる。音楽室から工作室へ移動やなぁ、こんどいっぺん作ってみる。
そして「瑠璃」おふたりの演奏。「ピアノを弾く人が違うとちがう」と子どもが言う、ホールで聞いてはるみなさんがそうおもっただろう、そこが音楽のええところ。あったかさがふんわりと包み込むピアノの音色。♪の羅列をコンピュータで正確に打ち出しているのではない、人のこころや情感がでてしまう。だから感動すんねんもんなぁと子どもと話ししながらあったかい気分でトアロードをくだる。町はルミナリエへ向かう人でにぎわっていた。
「クリスマスは音楽会があうんやぁ」ほんまええ演奏会でした、ありがとう。
2010年12月11日@クリスマス音楽会 KOBE元町トアステ
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