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「先輩も参加しませんか」と、結婚お祝いパーティに参加した。その前にせっかく広島に来られたのだからと、地元の後輩たちがいろいろと気をつかってくださった。修学旅行生たちでにぎわう広島焼き横丁で広島焼きを食べ、むかった先は原爆ドーム。


「関西からの修学旅行は私たちボランティア観光ガイドの間では、鬼門です」と先制パンチをいただきながら、それでも好き勝手に見学するおとなの修学旅行生たち。子どもの頃と変わりない。


「なんでここにバラが咲いているのか。チェコから原爆ドームに贈られたものです。原爆ドームを設計したオーストリア・ハンガリー帝国出身のJan Letzel(ヤン・レッツェル)氏が、現在のチェコ出身だからです。原爆で悲しんでいるのは日本人だけではないのです。」


 花を捧げるその祈りはすべての人のためにある。誰もが安らかな心になるようにと、そう宗教に似ている。チェコの人たちはわざわざチェコのバラをこの地に植えてくださっているのだ。テロや空爆という言葉で誤摩化された戦争、それが何の罪もない自分の国で生活できない民を生んでいる。


 私のおじいさんは戦艦大和とともに海のもくずに、親父の妹は学徒動員で広島の軍需工場で。親父は助けられた赤十字船でも砲火を浴びて再び沈没。そして台湾の漁船に助けられた。一緒に助けられた友人がそのまま台湾人となった。戦争が生むものなどろくなもんはない。

  マリア、アッラー、モーゼ、イエスキリスト、仏さまでも、すべての祈りは何度も何度も繰り返されていくうちに、誰もがやすらかな心になる。久しぶりに訪れた平和祈念公園で手を合わせて、こころが安らかになった。

  おとなの広島修学旅行に花を添えてくださった観光ガイド深井さんに感謝。そして結婚するお二人に。お幸せに。森麻季さんの「アヴェ・マリア(カッチーニ)」〜『涙の流れるままに A HEALING COLLECTION』を聴きながら。@広島2015.11.7

 


「ここ広島の軍需工場に動員された生徒たちは、あまり知られていませんが全国から集められました。もしかするとあなたの出身校があるかもしれませんよ。祈ってあげてください」と深井さん。有った、母校が。兵庫の地から働きにやって来て、ここ広島で被爆して亡くなられたのかと。

 


今年も子どもと歳時記2015年
「さわさわと秋風わたる里のみち」@京都美山
「人生いろどりのまち」@上勝町
「 うずきの空 桜あめ」@姫路城お花見

「ブルーインパルスのさくら咲く」@姫路城
「風の子どもたち」@子ども自然村冒険隊 
「あぁ楽しそうだなぁ」@春節祭
「たこ取りやま!?」@高取山
「どうした。みんな元気をだせ」@神戸長田寅地蔵
「みえない力」@加古川鶴林寺鬼追い
「鬼さんこちら」@神戸須磨妙法寺


今年も子どもと歳時記2014年
「太陽が微笑んだふたり」@須磨浜と紅葉六甲山
「落ち葉しても絵になる」@有馬瑞宝寺公園
「見ていんでな〜!」かかし夢街道サイクリング2014
「この制服カワイぃ!」@技術家庭科作品示
「しちゃダメ駄 目」@スズキコージの絵本原始力展
「The World Turns Blue」@Joe Sample
「不可能はないね」@夏の甲子園
「お地蔵さんどこにおる」@下町神戸
「大山に登られへん」@ピロリ菌

「あなたにおすすめ」@エレガントなデジタル

「aのn乗+bのn乗=cのn乗」@Fermat's Last Theorem
「空に向かってんの」@神山サイクリング
「今年もマツダスタジアム」@ほっともっとフィールドKOBE
「やる気を飛ばす」@甲子園球場の風船飛ばし
「おんなじ同じ」@御影だんじり祭り
「空にむかう心」@神撫山に咲くミモザ
「どうしたん」@神戸港に豪華客船がきた
「あっと驚く奇跡が起きる」@春はセンバツ
「佐本先生にお逢いした」@三宮のTUTAYA
「梅はええにほいするわぁ」@須磨離宮公園梅林
「そちはどうおもう」@KOBE
「鬼市」@KOBE長田神社追儺式
「あったかいですね春節」@KOBE南京町春節祭
「忘れられん日117」@KOBE東遊園地
「餅もろてきて」@KOBE妙法寺追儺式
「人の気があるから」@闇夜は去った除夜の鐘


今年も子どもと歳時記リスト

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2015年12月17日 変更
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ひめの葉の弥山のもみじ偲はずて のぼることなく今日か散るらむ