「えぇ、なにしとんどぉ」「なにしとぉー」こんなとこで遇ったけど、「どないしはったん、元気？」というステキな播州弁の言葉が、東京発の感覚では怖いとなるらしい。まぁ「べっちょないわぁ」。


「最近の天気予報ちゃんとしとったっとんてん」この場合は、大袈裟な天気予報やねぇという感覚なのだ。つまりもう信用されてないということ。兵庫県ではソメイヨシノの桜がこの週末見頃だというの「八代亜紀ちゃんやなぁ」なんて友だちは言う。


「雨のなかでもお花見するん？」「まぁ花冷えの寒いなかでお花見した一昨年よりはあったかくてええんちゃう」えええ、ほんまにお花見するのと言っていたメンバーも集まってみれば「あまつゆに濡れて、えぇ感じやわぁ桜」としきりとシャメを撮る。


「久しぶりにお城、真剣に眺めたわぁ。綺麗なって、ええねぇ」そりゃ誰もがわざわざ観に来たくなる姫路城。べっちょべちょのお堀を散歩しながら「ほんと、えぇんよぉ。お堀を散歩すると気が晴れるから」


「姫路市民は今年はお花見もせんとこ、と。こんなにどこを歩いても、人が歩いてるなんて信じられへん。」「ほやなぁ。でも京都の町なんて、狭い道にこれと同じ感覚なんやろ。困るでぇ。姫路は言うても城内は広いし、これだけ人が集まっても高田馬場や三の丸はスカスカ。道も広いしなぁ、こうして休憩できるとこもぎょうさん有るし。」


「あんたが毎年春、姫路に来るから面倒やわぁ」と喜んでくれた。たまにこうして雨の日曜日、逢うんもええもんでしょ。「弥生つめたい風」〜NSPデビュー40周年メモリアル・ドリームライブを聴きながら。2015.4.5＠グランドオープンの姫路城でお花見


　 五月山 　卯の花月夜 　ほととぎす 　
　　 聞けども飽かず　また鳴かぬかも〜万葉集