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(C)Copyright Mac Fukuda2009 |
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「サイクリング行こ」 「どこに?」 「せっかく当ったデジ亀もって、電車撮りに」 パナソニックのサイトで嫁が当ったルミックスデジカメ、まだ使っていないのでそれを持って、京都嵐山へとサイクリングに出かけた。おめあては紅葉と嵯峨野トロッコ列車を新しいカメラで撮る。「ゆっくりいきなはれ」 と自転車借りて、サイクリングへ。 朝にもかかわらず、そこそこのひとで。三連休最終日だし、人もおおくてあたりまえか。それにしても人がおおすぎて自転車降りて押してばかりではあります。「ひと多いなぁ、桂川ぞいのサイクリングロード走る方がええ。」と言いだすしまつ。「電車撮りに行こ、言うたんおまえや!!だから今日は山道を走るんや」 もみじが見頃とおしえてもらって寂光院さんへ。嵯峨野鉄道を観に行くまえに、もみじ見物。人は多いが、それよりもここはもみじが多い、ええとこです。京都は場所によっては、もみじの葉っぱより人の方が多いんちゃうん?って所ありますよって。 「うわぁぁ、まっかやん。黄に赤に緑に信号機やなぁ」そうなんです、どういうわけかもみじしていない緑の葉もあり、赤いもみじ葉もあり、それはそれはええ感じ。灯籠の穴から新しいデジカメで撮影するむすこ。「ええわぁ」そんなにもみじしてんのがええのかと思ったら「このカメラ」。パナソニックさんに感謝やねぇ。 昨日の雨で葉がきれいにあらわれて、よけいにキレイなのであります、絶好のカメラ日和。「天気予報では、太陽マークだったのになぁ。なんでくもってんの。峠越え大丈夫?」と息子。確かに神戸では雲のない晴天だったのですが、大阪平野に入ると、霧雨でも降っているかのような視界。京都盆地も昨日の雨の湿気が蒸発して、もわぁぁっとしています。雨でも降られるとサイクリングはつらい。 しかし、ラジオから流れる天気予報は「晴れ」。「ありがたいねぇ、ラジオの情報って」息子に阪神淡路大震災の時はラジオで助かったんだよ、って説教して。それならばとあだし野念仏寺をめざし、鳥居街道を進みます。有名な平野屋さんの茅葺きのお店の前の鳥居で一休み。そしてトロッコ電車の見える、山へと進みます。山の折り重なる登りは自転車押しながら「まだかなぁ。まだ、どこまで登るん?」六甲山登るより簡単、すぐそこや。「重いなぁ」あたりまえや自転車の分重いのは。「でもこのへん人おれへんからええなぁ」 そんな会話もすぐおしまい。保津川下りの船と鉄橋が見える、撮影ポイントへ。「逆光やでぇ、写 るん」シルエットは映る、それでええんや。午前中一杯もみじ撮影したもんで、到着時間が昼過ぎに。ほんと太陽をみながらの撮影に。鉄男と鉄子のカップルがやって来た。「ここだけですよね、鉄橋見えるのは」「上に登る山道はあるんみたいですけど、見通 しがいい視界開けてるのはここみたいです」「そうですよね、ここ鉄橋観るために樹を切って切り開いたみたいだし」この親子、鉄道マニヤだと思われたらしい。 1時間ほど鉄道撮影会して、またサイクリング。「おきをつけて」と鉄男と鉄子のカップルさんと別 れた。むすこに「いるんだねぇ、鉄男と鉄子さん。こんな山の中までふたりでくるんだねぇ」って言うと、「ぼくたちもおんなじやん」「ほやなぁ」と。親父は、子どもの鉄道マニアにつき合っているとおもっているんだけれど、子どもはそうはおもてない。ボクが親父とあそんであげてると。まぁ、それでええんやけんど。 桂川のかわべりに座って、桜餅屋さんのおいしい桜餅を、もみじした桜の樹のしたでいただく。おいしい至福のときやね。「山登りサイクリングしんどかったかぁ?」「おもろかった、京都はええなぁ。こんどはボート乗ろ」小学生にもそう言わしめる、どんな楽しみ方もできる、おせっかいすぎない人、京都はやっぱりすごい観光地なんやねぇ。2009年11月23日記 |
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