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(C)Copyright Mac Fukuda2009 |
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子鉄を息子に持ったがために、大好きなクルマを乗らなくなってしまった。どんな移動も鉄道である。子どもが鉄道マニアになってしまったのだから仕方ない。JRや私鉄に頻繁に乗るようになって、おもしろい光景に出会うようになった。夕方の鉄道は生徒たちの憩いの場だ。電車に揺られながらの、ラインマーカー引きに、友とのあほうな話し。 ある日、和歌山から奈良への車中で。寝ていた生徒を友はほったらかしに、彼はそのまま終点まで、と言うのを目撃した。 起こしてやろうか、とも思ったが、気持ちよさそにぐっすりよく寝てるし、それにまわりの友達にも目配せで、このままで、と言われた気がしたのでそのままにしておいた。驚いたのは彼、薄暗くなった景色と見慣れない風景。まぁ、それもええおもいでよ。話しのネタになるさかい。 おもろい電車に三重で乗った。なんだか遊園地の電車のようでちっこいのである。「ナローゲージを観たい」と子どもに言われて、やって来たのが四日市。見た目もコンパクト、いま流行のエコですね、第一かわいいから○。レールの幅が762ミリと狭い。軽便鉄道なんてかわいい名前でいわれていたりもする。昭和レトロが今はやりだから、ちび電やちんちん電車は時代の最先端?! これが夕日を浴びながらの時間帯はええんです。 スピードも線路の狭さから出せないし、ガタンゴトン、ガタピシコーとカワイイ音をだしながら、中高生たちの会話が聞こえてくるのだ。「おかあさんの昔の服みてたらマキにぴったりのがあって、、、」「ママレトロ!」 しかも対面シートで向かい合っておしゃべりできるのがええ。でも話し声は良く聞こえているので注意が必要やけど。「あの鉄道親子、なんか電車と同化してない」「降りたら絶対写 真撮る、かける」。2009年9月5日記 |
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