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「夏になんで花火あがるんや」それはなぁ、夏はお盆やろ、お迎えする灯台やろなぁ。「オリンピックの花火もそうやったけど、一斉に同じオレンジの花火しかあがらんやん。だけど日本の花火は一発だけで青や紫からオレンジなって流れて去ってゆくみたいな」そう、風情があるよなぁ、こっれぞ風流って。


 人種によって観える色が違うって知ってるか?  ある国では虹は10色あるけど、またある国いけば5色しかない。日本はそれだけ色が豊富やということやねぇ。だから色にこだわるんよ、黄色っていったって黄金のようなきいろもあれば、うすい緑が混じったきいろもある。そしてそれぞれに色の名前がついているし、その色の意味がわかってデザインする人もいる。まぁこだわり、細かい事が好きなんやろなぁ。


  むかしばあちゃんは「夏の花火の音は怖いから、嫌いや」と言って、花火大会連れてってくれんかったわ。なんでか? あとで訊いたら「戦争の爆撃をおもいだすから」やって。まぁ遠くから花火観てたら、音はおそく聴こえるし、花火が綺麗なんしかみえんし、それならええって。もしかしたら、日本人がただ火が燃える色の花火を好まないのは、爆撃された自分の町が燃える色やからかもなぁ。無差別 殺人した爆撃した側には、そんな感覚の遺伝子は残らんしなぁ。


  花火を観てるのは、生きてる人間だけちゃう。そういう感覚があるかどうかやと、おもうけんどなぁ。ちゃんと自分の生まれ育った町はこうして存在している、戦争で震災でこてんぱんに成ったけれど。そしてそこで自分のことをいまだにおもってくださる人は生きてる。花火観て去る人もあれば、くる人も居る。それが生きてるって感覚やしなぁ。


  父ちゃんはいまだに1995年1月17日より前に戻りたいとおもてるさぁ。さだまさし「防人の詩〜オーチャードLive」を聴きながら@KOBE海上花火大会2012.8.4 

今年も子どもとともに歳時記2012年

「あれ、人はすること同じなんやなぁ」|2012.12.16
|「手を繋ぐことが出来ない」| 2012.10.27
「これで、いいのだ」|2012.9.22
「なんなん?おもしろそうやなぁ」|2012.8.26
|「それが続くわけじゃない」|2012.8.20
「夏になんで花火あがるんや」|2012.8.4
「真実を口にするのが憚られる」|2012.夏
「琵琶湖一周やぁ」|2012.夏
「仙台のキーパーすごいなぁ」|2012.7.7
「素敵な写 真だねぇ」2012.6.29
「フンガフガ」と潮干狩り|2012.6.大潮
「さぁ、さぁ」御影だんじり祭り| 2012.5.4
「あぁあの桜」今年最期のお花み気分
| 2012.4.7
「その日のまえに」永遠などないのだ|2012.3.11
「歌声の聴ける町」透明感ある社会がえぇ|2012.3.10
「本物」騙しは人の魂をうばう@那智黒|2012.3.5
「紀勢本線に乗ろ」和歌山が好きだ|2012.3.4
「春ょこい」今年こそお花見|2012.3.3
「またきてね」宮城気仙沼を応援するぞ|2012.2.11
「力を合わせ龍を呼ぶ」春節|2012.1.23
「奏でる未来」Ruri音楽仲間|2012.1.22
「一心合力」陸前高田から|1.17KOBE
「とりも生きてる」とりぱん親子|2012.1.4
新年、闇が取り除かれた2012年春。
「あの闇夜はもう明けた」新春|2012.1.1

子どもとともに歳時記2011年

子どもとともに良き日に。
歳時記リスト2010

歳時記リスト2009
子どもと歳時記。 2008年 
子どもと歳時記。 2007年 

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2013年8月16日
変更
177.53.70茜色

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