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 阪神大震災の年は、お花見をした、と言うよりいつ桜が咲いていたのかがわからなかった。ただ、空き地となった庭だったであろうところに咲く花をめでたことはあったけれど。


  春になると、梅が咲き、あんず、そして枝垂れ桜が咲いて、その後ソメイヨシノ品種の桜が咲く。私の好きな古木のエドヒガン桜はその後だ。そのころからチューリップも。あぁ春がきたんだなぁと。


  子どもを授かってから「家族でお花見」は欠かせないと思ったら、昨年は入院でお花見はしていなかった。人の記憶なんてそんなもん、そんなものである。たいしたことない。

「毎年行く浦島に行ってないから、梅見物して行こう」とお花見に、南部の梅をめでに。花が好きで各地で花見をするけれど、南部の梅林だけはまだ行ったことがなかった。それに梅干し好きなのに。


「あれぇ、梅干し買いに来た『わたしは梅農家さん』山の下にあるやん」ほんまや、なんや何回も来てるけど、お隣さんが梅の山なんだ。ええとこにあるんやなぁ。「ここの梅干しはうめぇ」


  今年の梅は咲くのが遅い。神戸でも梅がやっと咲きはじめたかなぁと。例年よりも二週間は遅い。南部もさぁこれから満開かと言うところ。梅は下の枝から段々と咲いていくから、桜とちがって長い期間楽しめる。


  すこし肌寒い風が吹くが、梅の香りがあぁ春なんだなぁ、と。「ポカポカ、あったかいなぁ。なんで日当たりがええんやろぅ」それは梅干しがぎょうさん出来るように山の日当たりええ斜面 に梅を植えてるからやん。


  自然と、野放しとはちゃうからな。手入れしてなんぼ。放置したら人が自然や、とおもてる風景はつぶれてしまう、と言うこっちゃ。人が自然の恵みの幸を受け取り、それでこの山も綺麗なんやなぁ。


  和歌山県は昨年、自然の猛威でさんざんな目にあった。道路も寸断され、川が土砂崩れで湖になり、周辺でお住まいの方は避難を余儀なくされた。県の七割がたを山の自然で囲まれた和歌山、手が入り自然が戻る日がくることを熊野の山に祈った。2012.3.3@谷山浩子さん「テングサ」を聴きながら。

小鉄の息子は子ども二千円で新宮まで特急乗り放題に大満足。それで今回、勝浦温泉へ旅した。驚いた、まだその被害はそのまんまの所もあった。→●
今年も子どもとともに歳時記2012年

「あれ、人はすること同じなんやなぁ」|2012.12.16
|「手を繋ぐことが出来ない」| 2012.10.27
「これで、いいのだ」|2012.9.22
「なんなん?おもしろそうやなぁ」|2012.8.26
|「それが続くわけじゃない」|2012.8.20
「夏になんで花火あがるんや」|2012.8.4
「真実を口にするのが憚られる」|2012.夏
「琵琶湖一周やぁ」|2012.夏
「仙台のキーパーすごいなぁ」|2012.7.7
「素敵な写 真だねぇ」2012.6.29
「フンガフガ」と潮干狩り|2012.6.大潮
「さぁ、さぁ」御影だんじり祭り| 2012.5.4
「あぁあの桜」今年最期のお花み気分
| 2012.4.7
「その日のまえに」永遠などないのだ|2012.3.11
「歌声の聴ける町」透明感ある社会がえぇ|2012.3.10
「本物」騙しは人の魂をうばう@那智黒|2012.3.5
「紀勢本線に乗ろ」和歌山が好きだ|2012.3.4
「春ょこい」今年こそお花見|2012.3.3
「またきてね」宮城気仙沼を応援するぞ|2012.2.11
「力を合わせ龍を呼ぶ」春節|2012.1.23
「奏でる未来」Ruri音楽仲間|2012.1.22
「一心合力」陸前高田から|1.17KOBE
「とりも生きてる」とりぱん親子|2012.1.4
新年、闇が取り除かれた2012年春。
「あの闇夜はもう明けた」新春|2012.1.1

子どもとともに歳時記2011年

子どもとともに良き日に。
歳時記リスト2010

歳時記リスト2009

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2013年8月16日 変更さくら
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