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 子どもと鳥を観察するようになって、人の目線がはじめのうちは気になっていた。「あの親子お堀に身投げでもするんちゃうやろか」と。そうおもうなら、思わせておけばよいとおもうんにも時間がかかる。どうせ自分勝手な他人だろう、ほんとにそうおもうなら「このお堀の白鳥はきれいですねぇ」と声のひとつもかけるのが人としての優しさやろ。もし身投げするなら、そこで何かが変わるかもしれん。


「ほんまこんなところで自殺されて」と迷惑がるのだろう。悲しいなぁ、人をひとともおもわん空気。つまりは自分のご都合だけ、事件事故に自分は巻き込まれたくない。そして自殺者がクルマの事故死の何倍もになるのに、なぜだか自殺する方が悪いとでも言う社会の方がわるいのだ。ほんまに? 弱い者は必要がないと言うかのような日本の風潮。こんな阿呆な雰囲気に誘導する政治、それに加担するマスコミ。そしてつくられた空気にながされていく日本。


  まぁ、そんなことはどうでもええわ。考えるだけムダや。どうすりゃ、人間が幸せになれるか、今の状況で、それを考えて行動できる人がまっとうやということ。 「子カモに餌やりたいのになぁ」カモメに横取りされるパンの耳。「カモメ止まってる、でも落ちへん、不思議や」ホバリング状態とでも言うのか、確かに止まっているのである。時間がそこだけ止まっている。


「タカも餌を空中で捕るよ。それも足でね」と鳥好きのおじさんが教えてくれる。「あんな高いところにおるのに?」と、急降下でおじさんのパンの耳を足でキャッチ。「すごいなぁ」爪をたてパンを捕りパラシュートのように広げた翼を一気に羽ばたく、タカの絵そのもの、ずばりのお姿。これをみせてもらっただけでも価値がある。


  にわか鳥ファンには、うれしい光景だった。「先生に教えてもろた、アオバト観たいなぁ」あほうな鳩の仲間か?「外的から身を守るためにたくさんいる鳩のなかに隠れてるんやて。ここにも来るんやで」たくさんで行動すると安心やもんなぁ、それが社会やで。でも今の世の中は安全は自分ひとりで守らんとなぁ。つらいとこやなぁ。2012年1月4日記。@明石城公園→  井上陽水「つめたい部屋の世界地図」を聴きながら。

明石では美味しい玉 子焼きをいただく。お店によってまったく別もんになるから、これがまた自分のこだわりができてよい。

今年も子どもとともに歳時記2012年

「あれ、人はすること同じなんやなぁ」|2012.12.16
|「手を繋ぐことが出来ない」| 2012.10.27
「これで、いいのだ」|2012.9.22
「なんなん?おもしろそうやなぁ」|2012.8.26
|「それが続くわけじゃない」|2012.8.20
「夏になんで花火あがるんや」|2012.8.4
「真実を口にするのが憚られる」|2012.夏
「琵琶湖一周やぁ」|2012.夏
「仙台のキーパーすごいなぁ」|2012.7.7
「素敵な写 真だねぇ」2012.6.29
「フンガフガ」と潮干狩り|2012.6.大潮
「さぁ、さぁ」御影だんじり祭り| 2012.5.4
「あぁあの桜」今年最期のお花み気分
| 2012.4.7
「その日のまえに」永遠などないのだ|2012.3.11
「歌声の聴ける町」透明感ある社会がえぇ|2012.3.10
「本物」騙しは人の魂をうばう@那智黒|2012.3.5
「紀勢本線に乗ろ」和歌山が好きだ|2012.3.4
「春ょこい」今年こそお花見|2012.3.3
「またきてね」宮城気仙沼を応援するぞ|2012.2.11
「力を合わせ龍を呼ぶ」春節|2012.1.23
「奏でる未来」Ruri音楽仲間|2012.1.22
「一心合力」陸前高田から|1.17KOBE
「とりも生きてる」とりぱん親子|2012.1.4
新年、闇が取り除かれた2012年春。
「あの闇夜はもう明けた」新春|2012.1.1

子どもとともに歳時記2011年

子どもとともに良き日に。
歳時記リスト2010

歳時記リスト2009

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2013年8月16日 変更つゆくさ
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