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(C)Copyright Mac Fukuda2012 |
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震災のあと、たくさんのお店がお商売をたたんだままだった。そんななか、再度みせを開いたところに足を運ぶと、1995年1月17日以前のものがそこにあるような気持ちでただ嬉しかった。 「地震などなかったのだ」と言い聞かせるような、もう一人の自分が居ることに。 「大切なものを失いすぎた」ために。ただこれまでのお店がそこに存在している、それだけで違う次元に居る気持ちになるのだ。それほど阪神淡路大震災を経験したものにとって1.17以前と以降では世界観が違うのだ。 私にとってなによりも強くそれを感じるのが、震災の約2カ月後に営業再開したハーバーランドにある阪急百貨店だった。大切な先輩がこのデパートに勤めていた。ここ神戸に阪急百貨店を1992年にオープンさせた後、亡くなられた先輩だ。 「相手はおまえを怒らせるために、失礼な事言ってくるんや。それに素直に反応してたら、疲れるだけやでぇ」と、若い私をたしなめて、こころから心配してくれていた先輩だ。おおらかで、物事に動じず、正道を行くような。 そして雨の日のデートに、正々堂々と傘を忘れてゆくような、そんな先輩に憧れていた。彼女はそれを微笑みながら、ボクに話してくれました。 地震後、お店が変わりにかわっていったKOBEの町から、地震前からあったお店がまた幕を閉じた。あぁ、これで私もハーバーランドに行かなければならない用事はなくなった。人には大切にしている空間がある。そんなことなどお構いなしかよ。 大切な場所が永遠に存在するとは限らない。この日本だって消え去ることもある、それを観てみぬ ふりで生きているのがボクたちだ。当たり前だったことがいまさらながら。2012.3.11記。Christopher Cross「Sailing」を聴きながら@KOBE |
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今年も子どもとともに歳時記2012年
|「あれ、人はすること同じなんやなぁ」|2012.12.16 |「手を繋ぐことが出来ない」| 2012.10.27 |「これで、いいのだ」|2012.9.22 |「なんなん?おもしろそうやなぁ」|2012.8.26 |「それが続くわけじゃない」|2012.8.20 |「夏になんで花火あがるんや」|2012.8.4 |「真実を口にするのが憚られる」|2012.夏 |「琵琶湖一周やぁ」|2012.夏 |「仙台のキーパーすごいなぁ」|2012.7.7 |「素敵な写 真だねぇ」|2012.6.29 |「フンガフガ」と潮干狩り|2012.6.大潮 |「さぁ、さぁ」御影だんじり祭り| 2012.5.4 |「あぁあの桜」今年最期のお花み気分| 2012.4.7 |「その日のまえに」永遠などないのだ|2012.3.11 |「歌声の聴ける町」透明感ある社会がえぇ|2012.3.10 |「本物」騙しは人の魂をうばう@那智黒|2012.3.5 |「紀勢本線に乗ろ」和歌山が好きだ|2012.3.4 |「春ょこい」今年こそお花見|2012.3.3 |「またきてね」宮城気仙沼を応援するぞ|2012.2.11 | 「力を合わせ龍を呼ぶ」春節|2012.1.23 |「奏でる未来」Ruri音楽仲間|2012.1.22 |「一心合力」陸前高田から|1.17KOBE |「とりも生きてる」とりぱん親子|2012.1.4 新年、闇が取り除かれた2012年春。 |「あの闇夜はもう明けた」新春|2012.1.1 子どもとともに歳時記2011年 子どもとともに良き日に。 歳時記リスト2010 歳時記リスト2009 トップページへ |
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