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 1月17日におもう。恨み節を。目の前から消えていった人、風景そして、、、。1995年の神戸で、ボクをなぐさめてくれたものと言えば、あのような状況のなかで響いていた音楽だった。ある人は怒りをぶつけるかのように鍵盤をどついていた。ある人は河原でバイオリンをひとり奏でていた。その音に圧倒された。


  更地になったマンション跡地で、山手女子高校のコーラス部の方たちがステキな歌を聴かせてもくださった。2011年の東北にも音楽は届いているのだろうか。いや、きっとそれだけを支えに生きてる人もいるのだろう。


  レコードが発明されて、CDへ。そして今ではiTuneからCDマークは消えた。しかし、人が奏でなくては音楽にはならない。人が居て、技術手段が変わるだけ。いくら便利な物があっても、それを人がつかって、癒されてこその発明なんではないか。技術のために人を犠牲にしている事がこの世に多くないかい。 学者が研究、いや金と名誉のために人をモルモットに実験しているかのような原子力発電なんて、議論する意味があるんだろうか。


  あぁ音楽を聞きながら、こんなことを考えなくてはいけないあほうな自分の状態に辟易しながら。子どもと楽しんだ。Ruriさん、和奏風草さん、そしてマジシャンの川添毅さんは共に東北の町まちで、音を奏でてくださっている。「わたしたちの方が元気をもらうんですよ」ととみいたえこさんは微笑む。


  地震で負けそうになった神戸の人が、こんどは東北で元気をもらいながら音を奏でるのだ。今年は大雪、毎日の雪おろしもたいへんでしょうが、ずっとつもるわけではないです。折れそうな気持ちにもなるでしょう、それでも容赦なく雪は降る。そんなとき好きな音楽を聴いてください。ボクも地震の後、それで少しは楽になりましたから。 2012.1.22記@KOBE いきものがかり「スピリッツ」を聴きながら。

和奏風草さん、川添毅さん

今年も子どもとともに歳時記2012年

「あれ、人はすること同じなんやなぁ」|2012.12.16
|「手を繋ぐことが出来ない」| 2012.10.27
「これで、いいのだ」|2012.9.22
「なんなん?おもしろそうやなぁ」|2012.8.26
|「それが続くわけじゃない」|2012.8.20
「夏になんで花火あがるんや」|2012.8.4
「真実を口にするのが憚られる」|2012.夏
「琵琶湖一周やぁ」|2012.夏
「仙台のキーパーすごいなぁ」|2012.7.7
「素敵な写 真だねぇ」2012.6.29
「フンガフガ」と潮干狩り|2012.6.大潮
「さぁ、さぁ」御影だんじり祭り| 2012.5.4
「あぁあの桜」今年最期のお花み気分
| 2012.4.7
「その日のまえに」永遠などないのだ|2012.3.11
「歌声の聴ける町」透明感ある社会がえぇ|2012.3.10
「本物」騙しは人の魂をうばう@那智黒|2012.3.5
「紀勢本線に乗ろ」和歌山が好きだ|2012.3.4
「春ょこい」今年こそお花見|2012.3.3
「またきてね」宮城気仙沼を応援するぞ|2012.2.11
「力を合わせ龍を呼ぶ」春節|2012.1.23
「奏でる未来」Ruri音楽仲間|2012.1.22
「一心合力」陸前高田から|1.17KOBE
「とりも生きてる」とりぱん親子|2012.1.4
新年、闇が取り除かれた2012年春。
「あの闇夜はもう明けた」新春|2012.1.1

子どもとともに歳時記2011年

子どもとともに良き日に。
歳時記リスト2010

歳時記リスト2009

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2013年8月16日 変更ブルーロワイヤル
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