「みんなトーナメントを戦って、辛くないんでしょうかねぇ。勝ち残るのはただ一人、恐怖でしかないでしょう。満月の夜、人情も無い、悪魔の囁きが、ズルをしろと囁く。そして人間ではなく、洗脳された人形のごとく悪に入り込んでしまう。自分を顧みる感覚があればねぇ」
新年そうそう、助けたい人の話しを友とした。「春節になれば家族や友と過ごすためにわざわざ大移動する。日本人は隣人の事を小馬鹿にしたように言うけれど、逢いに行く気持ちがいい。だけどこの国では、新年の挨拶にくる友や助けてくれる友がいる人はどれだけ居るのだろうか」と彼は不思議がる。
大切なのは会社や属する団体だと考えていると、また震災が来たとき一体誰が助けに来てくれるんだろう? と震災を体験した者として思う。
旧暦のお正月の春節。「この時が寒さの底で、ここから暖かくなる」と地震で全壊の僕に野菜を届けてくれた農業をしている友は言う。そう、1995年の春節前の寒いときだった。そして、春節の時に雪や雨が降り荒れると、その年はイイ年になると言う。これは東南アジア諸国での言い伝えなのだけれど。
春節で、台湾、香港、中国からたくさんの人が神戸の町にやって来て活気が溢れている。台湾から来たという家族連れに「六角堂に行きたい」と言われて、JR元町駅まで連れて行き、地図を描いて渡すと、そうかぁ明石大橋に有ったのか、さっき観光バスで姫路城の次に行ったと言って笑ってた。彼は六角堂は神戸だから明石海峡大橋にあるとは思ってなかったみたいだ。笑飛ばして、明るく電車に騒がしく乗ってった。
この時季、元町から須磨、そして明石に行く電車からの瀬戸内海の景色はステキだからねと、付け加えた。海が見えて、漁船が海苔養殖の作業をしていたりする。皆さんも是非、スマホ眺めるんでなく、須磨から明石の海の車窓を楽しんでみてください。できればご家族や友人と。では、新年ハオ。2016年2月8日月曜日春節。「livin,
on a prayer」 BON JOVI 、じょんのび〜。を聴きながら。
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