The Wonderful
World of KGB
ぼくらは青春の道で熱くなる。
と言うコピーが書かれている渉外部からの手紙
KGB規約第5章「本部は本総部の事務執行機関であり、副局長、情宣部、運営部、経理部、総務部、渉外部で組織する」本章第8条「渉外部長は渉外部を統括し、学外組織との対外交流の任務を行なう」これは1980年度の規約より制定されたものでこの年から関西の各大学との交流や合同モニター会などを推進するために渉外部が設置された。
そうした中での合同モニター会やのちの関西学生放送交流会議を結成するにあたっての報告などがこうした冊子に書かれている。各執行部ごとにこうしたカタチの冊子は随時出されていた。しかし当時はワープロなどなく、がり版にがりがり書いていた。そのため手が腱鞘炎になるのではと真剣に心配した。
自由・Freedom・・・我がKGBの雰囲気を伝える一言にこの言葉を選びました。「自由とは何か?」おそらくそこまで深くの事を考えている局員は少ないでしょう。それくらいのいい加減さも含んだ自由という意味なのです。
ギャグ・・・笑いのセンスは局員にとって不可欠のものです。とにかく良く笑う。局員はギャグを養分にしてどんどん太ってゆき、ますますギャグのセンスの免疫が身に付いてゆきます。そして、やがてユーモアの感覚が麻痺しはじめ、知らないうちに外部から孤立化した世界を作っているかもしれないのです。したがって「みんな愉快で明朗な人たち」という言い方は、おそれおおくてできないのであります。時として、異常とも思えるマニアックな笑いを求めるため、局長は頭をかかえているのです。
あたま・・・星の数には及ばないが除夜の鐘では足りないくらいの人数がいます。人は無くて七癖、あって四十八癖といいますから、たいがいの性癖はKGBで網羅されているのです。純情、生真面
目、ふらち、男色・・・なんでもそろっているのであります。
青春・・・昨今の流行にたがわず、青春という言葉に局員は敏感に反応します。勿論、青春という言葉を純粋にかみしめるのではなく、フォークギターやユースホステルに連想される青春を笑いとしてひきあいに出しているのです。しかし、本当は「青い」「春」はうしろめたく、ほろにがいものだということを誰もが知っているのであります。ただ、しみじみと青春を謳歌するにはまだ若すぎるのであります。そして、今日もはにかみ屋さんたちは青春をこけにして精一杯がんがっているのです。
流行・・・さすがに放送部、流行にはうるさいと言いたいところではありますが、およそ流行のあかをせんじることもできないような人も居れば百年後の流行を先取りしたようなキンキラキンもいる。でも全体的にはやや地味な傾向ではないでしょうか。
男と女・・・こればかりはナゾにつつまれた部分が多いのです。うわさはうわさを呼び起こし、うわさの大群が真実をめぐって大禍を巻くのであります。そのての情報が広がる早さはさすがに放送局、ここにありという感があります。誤報、中傷、おせっかい、でもこんなことに夢中でいられるのは幸せなのかもしれません。
これはこの時代に神戸地区の合同番組発表会用のパンフレット(上の写真のモノクロのイラストのもの)に関学総部放送局の紹介記事として当時の渉外部が書いたものです。
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