関西学院大学総部放送局創部60年の歩み〜49期からの手紙

関西学院大学総部送局第49代の軌跡

(1)第49代について  

  49代はマイペースな世代であった。局に対する思い入れも各人様々。局活動に学生生活を捧げた者から、局活動以外に情熱を燃やした者まで、多様な局員の緩やかな集合体が49代である。


(2)放送祭  

  局の華といえば放送祭。例年2回生がイベントヘッドとなって檜舞台に立つ。49代が2年生のときには次のようなイベントが開催された。
○「KGB SUN SUN SUNDAY FESTIVAL〜秋をまるかじり」…恒例となった神戸三田キャンパスでのアウトドアイベント。気象状況に大きく左右されるが、この年は快晴に恵まれた。
○「OPEN-DJ SOUND JOY SQUARE music ,my life」…プラザの顔となる定番イベント。日程の一部で降雨のおそれがあったため、局員みんなで照る照る坊主を作った。
○「KGB Presents “THE BIG BAND CONTEST”」…関学No.1のバンドを局が決める、という新しい企画。優勝したオレンジペコーはその後メジャーデビューし、真のビッグバンドとなった。
○「番組コレクション’99 〜AUTUMN/WINTER」…伝統のイベントである番組発表会を、名称と演出を変えてリニューアル。旧学生会館ホールで実施。


(3)執行部時代
 
○序  3回生になって執行部に就くも、運営方針をめぐってたびたび執行部内で揉めた。このことが原因で下級生に迷惑をかけてしまったことは今でも心残りである。  
○組織  従前と変わりなく、アナウンス・ドラマ・技術・制作・報道の5パート体制。  
○デジタル化 編集機材としてパソコンを導入した。49代はアナログからデジタルへの転換期の真っただ中にあり、その象徴的な出来事といえる。  
○KGBニュース  「ヘッドラインニュース→各曜日の特集→天気予報」というフォーマットで行っていた。各曜日の特集内容は次のようなものであった。月曜日…「スポーツインフォメーション」 火曜日…「ビッグパパ・ビッグママのお勧めメニュー」 水曜日…「週末のお勧めテレビ番組」 木曜日…「インスキーの時間」 金曜日…「今日の運勢血液型ランキング」
○On-Airプログラム  録音媒体がテレコから原則としてMDになるなど、デジタル化が進んだ年であった。


(4)49代のその後  

  卒業後はそれぞれが色々な方面へ進んだ。進路としてはかなり多様であり、マイペースな49代らしいなと思う。  また、それぞれがそれぞれの形で局に対する思い入れを持っていた世代であるため、卒業後も局・局員のことを気にかけている者も多い。49代にとっても、局はやはり掛け替えのない存在であったと最近よく思う。 文責・畑中頼親
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