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どんなに寒く長い冬があっても
春になればサクラ咲く |
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北海道静内町の二十間道路の桜並木 |
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私が北の大地に魅せられたにはどうしてだろうと、今さらながらに考えてみると、やはり空気だろうと思う。空気が澄んでいる。そしてそこで暮らす人たちの私たち旅人に対する優しさだ。私が会社勤めを辞めた理由のひとつが、数週間は毎年北の大地を旅したいからだった。独立後、数週間が数ヶ月になり、なんと97年は1月、5月、9月と三度も北に渡った。5月の北の空気はパッキとしている。山ヤマにはまだ雪が残っている。しかし、長い冬を待ちわびた花たちが競うかのように咲きはじめる。その主役は北の大地でも桜だ。北の大地にはそのスケールにぴったりな桜並木がある。 競走馬たちの故郷静内にある二十間道路の桜並木だ。牧場の間を一直線に走る幅二十間・36メートルの太い道路の両脇に約1万本の桜が咲く。エゾヤマザクラやカスミザクラの、桜のトンネルだ。はじめてみたときは開いた口がふさがらないほどの呆れた状態におちいった。桜の並木道と言っても自分の立ち位 置から、その端が観える。日本は狭い国だから、すぐそこから先は山があったりビルがあったりで、見通 しはよくない。しかし、この二十間道路の桜並木は違う。8キロもこの桜並木が続くのだ。端が観えるわけがない。全体を見渡そうとするとヘリコプターでも飛ばして上空から観るしかない。8キロの桜並木をいつかは端から端まで歩いてみようと思う。時折仔馬を観ながらでも。 アイヌ語の「しふっちない」から「しずない」となった。「しふっちない」は「始祖の沢、祖母の沢」と言う意味。もちろん町の花はエゾヤマザクラ。 *このページの製作年は1997年、データ内容は当時のものです* |
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八木牧場の日本でもめずらしサラブレットの早朝の新冠川渡り、
静内町は競馬馬の町だ。見学するには事前に牧場の方に 許可をもらうのがエチケットだ。撮影は1998年10月1日。 |
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撮影1997年5月13日 場所 北海道静内郡静内町御園 交通 JR日高本線静内駅下車バスで約20分。 ルート235新冠川と静内川の間、桜の看板有り。 問い合わせ静内町役場01464-3-2111 |
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二十間道路の桜並木(奥の桜)横の馬牧場では生まれたばかりの仔馬がいた。 撮影は1997年5月13日。 |
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北の動物たち |
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