太閤秀吉の愛したもの
有馬の温泉そしてさくら

有馬温泉善福寺の枝垂れ桜が舞う

 豊臣秀吉が愛したものに桜と温泉があります。この桜と温泉をいまの日本人の中で嫌いだと言った人を見たことがありません。その両方があるのが、神戸市有馬温泉です。神戸に住んでいても不思議なのですが、有馬温泉は神戸市だということです。神戸の人にとっても、有馬といえばワンディトリップ。だのに同じ市内とは、少し考えてしまいます。有馬温泉は神戸市では無いほうが情緒もでて、愛媛の道後温泉、南紀湯崎の白浜温泉、そして有馬と日本三古泉のひとつとしてふるいイメージをもてるのではないかと私などは考えます。 ところで、行政区分の町のわけ方でしか、観光地を区別しない観光マップや観光ガイドにはもううんざりなのですが、どうしてお隣同士なのに行政区分が違うと観光ガイドマップもふたついるのでしょうか?こんな疑問を持たれた方はいないのでしょうか。特にお隣りの県になると駄 目、だからすぐそこなのにせっかくの観光資源が活かされていない。なぜ旅するのに沖縄や北海道は便利か、わかりますよね。我が県、我が町、わがが、わたしが、と言っているからヘンテコな観光誘致になるのとちゃいますか。もっと協力できないのだろうか。いつもいつも、そう思いながら旅する旅人です。行政区分からえらい話になりましたね。しかし役所の線引きで、観光地エリアも決まってしまうなんて嫌じゃあ、あーりませんか。

  そう、豊臣秀吉さんが愛した温泉と言う有馬温泉で最近太閤秀吉の造った湯殿というのが発掘され話題にもなりました。湯殿館も最近できました。太閤秀吉はなんと入浴中に襲われたらと、見張りのやぐらまで造っていたとか。そして秀吉が愛したねね、淀殿を連れての大宴会をやったのが観桜の宴、今風に言うと桜のお花見です。日本人にお花見の文化を植え付けたのが、この太閤のお花見からだ、と一説には言われておりいます。その太閤秀吉の愛した温泉有馬にも、たくさんの桜が咲きます。
  そのなかでも善福寺の枝垂れ桜は隠れた名木とも言うべき、美しいカタチの枝垂れ桜です。春の季節、有馬は桜でおおわれるので、目立ちませんがいい桜です。有馬温泉の金泉につかり、浴衣に丹前姿でお花見をしてみたいのですが、いまどきそんな格好で歩いている人いませんね。温泉地風情も変わっているのが、なんとも淋しいところですが。有馬から春は六甲山系へのハイキングもおすすめです。ひと歩きした後の、温泉も格別 なのです。

  また有馬は春よりだけでなく、秋の紅葉の方が美しいく秋の散策もおすすめです。特に瑞宝寺公園、と言ってもお寺さんはもうありません、の紅葉の素晴らしさは筆舌に尽くし難い絶景です。

*このページの製作年は1998年、データ内容は当時のものです*



撮影は1998年4月10日
場所
神戸市北区有馬
交通
神戸電鉄有馬温泉駅からとほ約10分
問い合わせ先
078-904-0708
有馬温泉観光案内所
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