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いえしまコンシェルジュツアー
合ハイみたいな雰囲気で島探訪

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 商店街を抜けて、山の紅葉を楽しみながらのハイキングへ。さすがにアップはきつい。自転車を乗り回して、ボクたちを先回りして取材する関西テレビ、アンカーのクルー。途中で休息、元気な漁師のけんちゃんがその自転車を借りて、遊びだした。そして目の前の急坂を登り始める。家島海洋センターに向かう急坂を登りつめると、瀬戸内の素晴らしい海と島々が見えるという。


  戻ってきたけんちゃんに自転車渡された、高校時代自転車部のボクはこのどこまで登りきれるかレースに参加。けんちゃんの記録をぬ りかえてあげた。そのあとひょうきんなフセインが、いっきに坂を駆け上る。このあと、三人は実は足が、、、。フセインは実は料理教室中、疲れて寝ていたのだ。


 みんな坂の向こうに家島諸島の坊勢島と海がみえると歓声があがる。海のいろがきれいだ。もちろん記念撮影。坊勢への渡船乗り場が、これまた家島の堤防と同じく子どもが描く絵が。「絵がかわいいね」と声をあげる学生さん、みんなで記念撮影。歩く速度は落ちているのに海と自然が相手だと、気がまぎれて、みな楽しんでる。


  ただ時間制限があるので、道草くって置いていかれるグループもある。それも旅だ、おいてけぼりくったって。最後までひとり、黄色いイチョウの葉っぱとモミジを集めていたリンジィーさん。「ベトナムには日本のようなステキな紅葉はないですね」と。ほんと子どもが葉っぱを集めるように遊んでた。


 その時、急に家島中学校から駆け出てきた子どもたちが「わぁ、だれやろ」って追いかけてきた。「ねぇどこから来たの」って。「フィンランド」「フランス」「ベトナム」。「どこにあるか知ってる?」「うぅ、、ん、わかんない」楽しそうに会話してる。子どもは素直だ、別 に相手の国のコトバが喋れなくてもそんなこと関係ない。好奇心で相手を知ろうとする。シンプルだけど、これが人とひととのかかわり方なんやろなぁ。


 散策のあとは、公園で夕食で使う「たけ箸」づくり。どこからか、子どもたちが「なにしてるの」と集まってきた。神庭さんのレクチャーを受けて、みなそれぞれに勝手に作りだす。器用につくるひともいれば、そうでない人もいて当然。途中ギブアップした、工作は不得手のフセインと芸術家肌のコビィーは子どもたちとサッカーを楽しんだ。


  途中、ブースカ中西くんが参戦したが、早さについていけず脱落。たけ箸づくりが終わったあとも、もう汗だくになるほどの気合いで子どもを本気で相手してる。それに応えようとする家島の子どもたちもかわいい。なんでも首をつっこむ、はずかしがらず、その行動力がだいじだよね。「女の子にアタックするのとおんなじだね」ってフセインの声が聞える。忘れるんだよ、大人になると。好奇心。

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©Paradiso co.,ltd.2009  大切な家島コンシェルジュの記録です、取り扱いにはご注意を。無断転載を禁じます。 2009年11月27日  mail●