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そのふるさとを慕はざる 阪神淡路の地震のことも
夢幻の如くなりにけり
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鉢伏山頂もこのように桜が多くお花見には最高なロケーション
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ここ須磨浦山頂公園は桜の名所として私が子どもの頃から有名だった。もちろん私は遠足でこの山・鉢伏山(はちぶせやま)に登ったりした。ゲンジとりにも登ったりした。山は登らないとわからないと良く言うが、ここもそうだ。ロープウェイ、カーレーター、リフトなども有り、歩かなくても登れる。そう言えばここのカーレーターの前で白血病の幼い女のコが訴える骨髄バンクの公共広告機構のCMの女のコもドナーがみつかり、きっと元気にこの須磨浦公園を友達と遠足で登り、駆け回ってんだろうなぁと思うと生きることの楽しさは簡単なことなんだ、元気でかけまわれればイイと思う。地元だからひいき目に見てしまうが、良いところだ。
しかし、須磨浦公園って桜の名所と言うけれど、たいしたことないジャン、と言う人も多い。なぜか?答えはすでに出ている。山に登らないからだ。そしてもうひとつは雑誌などで取り上げられる須磨浦公園は平らな公園なのだ。須磨浦公園は山陽電鉄とJRにはさまれたルート2沿いの一の谷古戦場あたりから鉢伏山と鉄拐山の山全体、西須磨の広範囲が須磨浦公園なのだ。それが山陽電鉄とJR沿いの一の谷古戦場あとからガスト隣にある平敦盛塚までの平たい公園だけが須磨浦公園と勘違いしている人が非常に多いからだ。確かに地元の人は何千円もかけてロープウェイなどに乗ってまで山の上にとは思わないのだろう。これが「灯台下暗し」のゆえんか。
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このロープウェイ、実は映画出演までしている。「メインテーマ」のなかで薬師丸ひろこさんが乗って山に登っていくのだ。それぐらいロケーションは良い。話しが脱線してしまった。私も写
真を撮っていて本質を見ていないなと反省することはしきりなのだが、やはりカメラマンはただ撮ればイイのではなく、撮るものを研究するなり撮る前に人に聞くなり取材すべきだと思う。編集者やコピーライターにこれ撮って、ハイ、パチではかなしすぎる。また雑誌などだけでそれが全てなんだと思うこともおかしい。鉄拐山からは神戸の街から大阪湾を一望できるので夕景も素晴らしい。しかしここを神戸を見渡すところとして取り上げているものはすくない。
情報とは都合の良いように変形されていることも知るべきなどだ。情報にはすべてバイアスがかかっている。役所のホームページにある観光名所について電話で質問したら、ちんぷんかんぷんな答えで、これは現地を見た人は無く、何かの雑誌からの転用なのだ、と思うこともあるわけで。本物は自分の目で見てこそ、わかる。現地にも行かず、取材もせずに書いてあるものもある。その部分を見抜く目が大切だと思う、てんこもりの情報もそんなクズなら、無いほうがましなのだ。
桜についても 「自分の感性でそれが素晴らしい桜なのか、どうなのか」が大切だと思う。私は自分の目しか信じない。須磨浦公園の桜は山陽電鉄とJRにはさまれた所としか思わない人は、私から言えば相当損をしています。この鉢伏山は小学生の遠足で気軽に登れる小さな山だ、歩いて登ってもたかがしれてる。ぜひ桜のシーズンは山頂をめざして欲しい。山頂からの眺めは大阪湾を一望でき素晴らしいのひとこと。この鉢伏山頂からリフトで須磨浦山頂遊園の方にまで足を伸ばすと、明石海峡大橋が一望でき、鉢伏山頂とはまた違った光景が現れる。もちろんどちらでもお花見はできる。また歴史好きな人は源平の合戦についての勉強にももってこいだ。
*このページの製作年は2001年、データ内容は当時のものです。写っている子どもはわが子・初芽(2歳)です*
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撮影は2001年4月6日
場所
兵庫県神戸市須磨区須磨浦公園
交通
山陽電鉄須磨浦公園駅下車北へすぐ
問い合わせ先
須磨浦公園078-731-4283
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