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桜舞う
哲学の道 恋の道
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疎水に花びらの舞うさまも美しい |
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若王子橋(にゃくおうじ)から銀閣寺まで2キロのわたる疎水べりの散歩道は哲学の道と呼ばれている。哲学の道の由来はここが京都大学に近く、哲学者西田幾多郎氏や田辺元氏が思索しながら散歩したことから命名された。疎水にはちいさな橋がかかり、その小橋を渡り山手に行くと浄土宗開祖の法然上人が仏の本願を説いた法然院や紅葉が美しい南瓜供養が行なわれる安楽寺、ツバキの霊鑑寺がある。クルマ道ではないので、本当に散策にはもってこいだ。哲学の道の南端近くにも桜の観るべきところは多い。石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」で有名な山門がある南禅寺は広大な敷地に桜が多く咲く。哲学の道はゆっくり歩いて50分ほどのみちのりその間、春にはソメイヨシノやオオシマザクラ、そしてミツマタ、ユキヤナギなどが美しく咲く。京都の春はそれはそれはふたりにはもってこいの場所。 疎水の両岸に咲き乱れる桜はそのほとんどがソメイヨシノで、豪華な桜のアーケードになる。その中に白い花をひっそりと付ける桜がところどころ有る。オオシマザクラで、この桜は画家の橋本関雪(はしもとかんせつ)氏が画家として大成した報恩にと、その夫人が寄贈したもので通 称「関雪桜」と呼ばれている。私はこの春の桜の花が落下さかんな頃のこの哲学の道が大好きだ。疎水の水面 を流れる桜のはなびらなどは、まるで着物の柄を観ているようでもある。桜はなんでも満開でなければならないと思っている方も多いが、散ったあとの桜も良い、また夏の桜の木も良いし、秋の紅葉した桜の葉も良い、雪の中の桜もまた良い。そんな桜の姿を観ながら哲学の道を春夏秋冬散策できるここの地元に人は本当にうらやましい。 *このページの製作年は2000年、データ内容は当時のものです* |
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撮影は1999年4月8日 場所 京都府京都市左京区若王子町から銀閣寺町 交通 京都市バス銀閣寺前からすぐ 問い合わせ先 京都市観光案内所075-343-6655 |
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