「パンダの好物パンダ」なんて笑いながら先日KOBE王子動物園に繁殖研究のためにやって来たジャイアントパンダを姪ッコと息子と観に行った。そのむかしパンダを観に上野動物園に「リンリン・カンカン」のふたりを観に行ったが、ずっと寝ていた印象しかなかった。まるで今思うと遠くから人の頭越しに観たパンダはコアラのようであった。KOBEポートピア81の博覧会の際に目玉
になったジャイアントパンダも、同じようによく寝ていた。 このころからか「人寄せパンダ」なる言葉が出来、上野動物園でしか観られなかったパンダも日本各地で観られるようになった。
KOBEにやって来たパンダは日中でパンダの繁殖研究をやろうと言うことで10年計画で、王子動物園に連れてこられた。もちろん男女ペアだが、まだまだ子どものパンダだ。だから身体の大きさもジャイアントではないけれどジャイアントパンダ。だけど、大人より子どものほうがカワイイのは動物なら共通
の点。しぐさが子どもでカワイイと思ってしまう。そしてなにより、よく動く、ずっと寝ていない。特にまだ幼いオスの方は、幼児が好奇心でその辺を動きまわり、なんにでも興味を持つのと同じで、ほんと観ている方は飽きないくらい。「サービス精神が旺盛だ」
なんて、回りの人間からは言われるくらい。
ただひとつ残念なのは人間の方がいけなくて、彼に恐怖感を与えないかと思うこと。それは「きゃーカワイイ。撮って撮って」ピカ!である。ストロボの光である。最近のコンパクトカメラは人の能力をはるかに超え、勝手にストロボをたいてくれる。道具を使う人間は、その道具の使用方法ぐらい知ってから使えよ、と今の世の中だれも言わないのか。動物はおどろかすとよくない、そんなことも当り前のはなし。これが山ならパンダも熊なんだから襲ってくるかも?ちなみにガラス越しにパンダを撮るためストロボたいてもガラスに反射してパンダが真っ白けになるだけ、フイルムの無駄
だからね。
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