チョコレートケーキなら「アンシェリ−ク」
ほんと美味しいんだから

　神戸にたくさんの洋菓子のお店が出来たのは皮肉にも地震のせいなのだ。地震と言っても関東大震災の方で、関東の洋菓子屋さんが地震直後神戸で再スタートをきったりした・・と聞いたことが有る。だから、東京にも敗けない洋菓子文化がある。そんな神戸に憧れて東京で20年もケーキを作り、日本洋菓子専門学校でも教鞭をとっていた廣瀬さんがこの地にやってきたのが1991年のこと。この西区の辺りは西神地区の開発で大規模団地が出来つっあったころ。
　このお店のわたしのおすすめはバレンタインデェーの時にしか作られなかったこのチョコレートケーキ「アンシェリ−ク」。その限定商品も人気でいまでは定番商品。もうひとつ定番はフルーツケーキをラングドシャの生地で包み込んだ「パヶ」。そして秘かに私が買うのがホントおいしい苺ジャムなのです。ここも今はやりの華美に若者向けに装飾したケーキ屋さんじゃなくて、ホント町のケーキ屋さんなんだけれど、それがまたいい雰囲気なのだ。私はケーキ屋さんは、確かに雰囲気も大切なんだろけれど、フランス料理店でのデザートのケーキならいざ知らず、そこで食べるわけじゃないので、あくまでも中身のケーキがちゃんと作られているお店が好きなのだ。